マクロ視点と合理性
ひげをそらなかったことを理由に不当に低い人事評価を受けたとして、大阪市営地下鉄(当時)の運転士2人が、市に慰謝料など計約450万円の賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は16日、計44万円の支払いを命じました。
その後、市交通局は、控訴しています。
ひげ禁止の項目は、内規に設けられていたのですが、運転士側の主張は、「内規が個人の尊重や幸福追求権を定めた憲法13条に反する」でした。
判決では、その主張が、一定レベルで認められたということでしょう。曰く、「ひげを一律に禁止することや、人事評価の理由にすることは服務規律の限度を超える」。
これを組織内の一事件と見るか、時流の変化を感じるか・・・大事なポイントでしょう。
時流として、マクロな(時代的・社会的な)基準を押さえたうえで、合理的に説明できるルールしか、通用しにくくなってきているということだと思います。
・毎日新聞 記事→ https://mainichi.jp/articles/20190116/k00/00m/040/119000c