信頼できるコンサルティング会社、コンサルタントとは
外資系、日系、独立系、IT系、シンクタンク系など多種多様な業種のコンサルタント会社やコンサルタントが存在します。
しかし、コンサルタントという仕事は国家資格ではなく、何か明確な数字で表現されるわけでもないため、どのコンサルティング会社(コンサルタント)へ依頼すれば良いのか?という悩みは尽きません。
クライアント(依頼人)は自社の悩みや課題を解決するために、コンサルタントへ自社の重要なデータや話など簡単には話せない内容を話さなくてはなりません。また、そのコンサルフィー(報酬)も決して安くはありません。
「信頼できるコンサルタントへ依頼したい」と願うことは当然です。
信頼できるコンサルティング会社、あるいはコンサルタントであるかどうか、以下の項目をチェックしてみてはいかがでしょうか。
話に一貫性がある
コンサルタントは自身の考えや知見を、メルマガやブログ・コラム・書籍といった各種媒体や、対面・セミナーなどで発信しています。それら個人の発信内容だけではなく、同じ会社に所属しているコンサルタントの発信内容の全てが一貫性のある話になっているかどうかがポイントです。
個人としての一貫性、会社(組織)としての一貫性があるということは、全員が同じ方針に則って同じ方向を向いて仕事に向き合っている証拠です。そのため、どの人と話をしてもクライアントに提示される方針が大きくずれることはありません。 その根底には、会社としての、人としての信念があるからです。信念のある会社や人はぶれることなく、クライアントを正しい道へと導くことが出来ます。
質問力
「質問力」という言葉が話題になりました。質問力は、相手への真摯な態度、豊富な経験と知見によって高まります。
質問内容によって、そのコンサルタントのクライアントに対する姿勢や、コンサルタントとしての経験をうかがうことが出来ます。コンサルタントの質問は、クライアントの悩みや課題を的確に掴むために的を得た質問になっているか。豊富な経験や知見に裏付けられた、角度や深みのある質問になっているか確認してください。
業界内での知名度が高い
当社では、年間に10本以上の物流コンペに携わっています。そのため、多くの物流企業の方と顔を合わせる機会が多くあり、何度も顔を合わせる物流企業もいます。他にもクライアントの現場視察で物流企業と顔を合わせることもあります。このように様々な場面で業種や職種問わず物流業界に携わる方と顔を合わせているため、必然と物流業界内で「物流コンサルタントの○○さん」「物流コンサルティングの船井総研ロジ」と覚えられていきます。全てはクライアントからの依頼があっての活躍ですので、業界内での知名度=活躍していると判断できます。
また、情報発信が多い会社も当然知名度が高まります。情報発信は、クライアントの問題や悩みを解決するため、あるいは業界に対する啓蒙活動の一貫になります。情報発信を多くしているということはそれだけ蓄積された知見や経験があり、業界全体を良くしていこうという想いがあると判断できます。
情報通であるか
当社が主催する物流セミナーの受講者アンケートに「事例が聞けてよかった」や「時流を知れてよかった」と多く書かれています。これから分かるように、コンサルタントへ期待することのトップ3の一つが「情報」。当社にご相談頂く内容の一つに「自社の配送費は相場にあっているのか?」というものがあります。東京-大阪間の路線便であればこれくらいの水準、と相場がコンサルタントの頭になければ回答できないどころか、お客様を正しく導くことができません。ただし、相場も“最新の”相場でなければ意味がありません。情報とはコンサルタントにとっての生命線のようなものです。つまり、コンサルタントであるためには情報通でなければなりません。どれほど、コンサルティング会社やコンサルタントが最新の情報を持っているかが、お客様の問題や悩みを解決するためには重要です。
相性と勘
最終的に判断するのは、コンサルティング会社のホームページを見たときの印象や、コンサルタントに会ったときの相性、そしてクライアントの勘が大事です。
クライアントは、自社の問題や悩みを解決するためにコンサルティング会社へ依頼します。コンサルタントの力を活用し、最大限の成果を得るためには、クライアントが感じている些細な悩みや懸念していること、相談を気軽にコンサルタントへ言える間柄が好ましいです。
また、どんなに小規模なコンサルティング案件だとしても、クライアントはコンサルタントと数ヶ月間お付き合いすることとなります。その間、お互い円滑にやり取りができ、満足いく結果を導き出すためには、良好な関係が必要不可欠です。
「このコンサルティング会社はどうだろう」と気になった場合、自社にとって最適なコンサルティング会社を選ぶために重要かつ簡単に出来ることは、まずはその会社が発信している知見(メルマガ、コラム、書籍)などを読むこと。そして、セミナー等開催している場合、相性や雰囲気を掴むために参加してみてください。
コンサルティング会社の選択は、自社の未来を選ぶことです。しっかりと、ご自身の目で選ぶことをお勧めいたします。