第12回物流革新セミナー2020

第12回物流革新セミナー2020

2020年1月23日(木)に御茶ノ水にて物流革新セミナーを開催し、今年は250名もの運送業・物流業の経営者の方にご参加いただきました。
第1講座では、ニッコンホールディングス株式会社の黒岩社長に業界トップ企業の経営者がどのように時流を捉えているのか、についてご講演いただきました。
また第2講座、第3講座では船井総研ロジより赤峰と橋本が、2020年の物流業界の動向や時流を予測し、今何をするべきかをテーマにお話ししました。

講座概要

第一講座 “手の内管理”で収益性を高めるニッコンホールディングスのグループ戦略
第二講座 2020年物流業界 時流予測
第三講座 令和に躍進する物流企業 5つのキーワード

第一講座 “手の内管理”で収益性を高めるニッコンホールディングスのグループ戦略

自前主義を貫き、他社がやらない・できないことをやり続けられる秘密

グループ74社(国内45社、海外29社)、連結売上約2000億を誇るニッコンホールディングス社になるまでの成功術は、何なのか。

それは、これからの物流市場の時流を的確に見極め、予測した上で投資計画を考える経営戦略にありました。

更に、高品質で安定的な物流サービスを提供し、高収益を実現し続けるポイントは、自社の資源・技術だけを用いてサービスを作る自前主義の考え方です。
社員教育も先の考えに則り、独自の人材育成手法を構築しています。

第12回物流革新セミナー2020

第二講座 2020年物流業界 時流予測

2020年物流業界 時流予測

昨今重要視されているコンプライアンスの遵守や加速している省人化投資など、企業は2020年に起こりうる事象にどう対応すればいいのでしょうか。

今後、採用数を獲得するためには、荷主への継続的な運賃交渉は不可欠になります。現行対比30%以上運賃アップすることで、民間企業の平均年収と同等額をドライバーに支払うことができます。

また、 3PL市場においては、資金力、決断力、人的リソースのある物流企業が拡大加速していきます。今後、ロボットや自動倉庫への投資ができない企業は市場からの撤退を迫られるでしょう。

さらに、労働者派遣法が改正され、派遣会社より契約単価アップが要求される可能性があります。業務フローを再構築し、請負契約へと変更する必要性があります。

今後も積極的に拡大していくためには、時流に適応した企業戦略を立てることが不可欠です。

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第三講座 令和に躍進する物流企業 5つのキーワード

スケール追求の決断・メディア企業化・エンゲージメント・ダイバーシティ・DigitizeorDie

令和時代においても、成長し続ける企業であるためにはどのような策をとればいいのでしょうか。さらなる躍進への第一歩として、以下の5つのキーワードを紹介します。

(1)スケール追求の決断

荷主側の選定基準は、人的リソースからデータ蓄積量へと変化しています。また他にも、物流のボーダレス化やホワイト化などといった時流に適応していくため一定のスケール追求が必要になってきます。

(2)メディア企業化

Web上での比較・検討行動は活発化しています。特に採用においては、自社に理解のある求職者を獲得するためHPの作成だけではなくSNSや動画更新の重要性が高まっています。

(3)エンゲージメント

労働人口減の時代において、一人一人の生産性を上げるためには自主的・自律的な人材を育成する必要性があります。人々が労働の意味を求める時流の下、自主的貢献意欲を感じられる組織を作ることが重要です。

(4)ダイバーシティ

生産年齢人口の減少によって人材獲得競争は激化しています。また、企業が時流変化に適応していくためにも、今こそ優秀な外国籍人材、留学生を積極的に採用し、経営資源を最適化することが不可欠です。

(5)DigitizeorDie

今後、デジタル化が進んでいない企業は、視えない会社、勘と経験ですべてを判断する危ない会社と認識され荷主からも求職者からも選ばれなくなります。市場で生き残っていくためのデジタル化の推進は必須です。

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お客様の声

様々な取り組みや今後の動向も含め非常に勉強になりました。各社、それぞれ抱えている問題はあるにせよ、この業界をよくしようと考え、行動しなければどうしようもなく、物流会社が一斉に集まるこのセミナーは刺激のある機械であったと思います。
(運送会社 H社)

物流業界の情勢を、情報が豊富な皆様から直接伺うことができ、大変有意義な時間になりました。
今回のセミナーで得られたことを自社に還元し時流を先取りすることができるよ事業者になることができるよう活かしたいと思います。
(物流子会社 S社)

自社の現場での良いところ、また改善が必要なところを改めて見直すきっかけになりました。今回、口座で聞いた内容を現場まで持ち帰り、活かしたいと思います。ホワイト物流の実現に向けて尽力しなければならないことを痛感しました。貴重な機会をいただきありがとうございました。
(運送会社 K社)

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