同根異才のシンボル
グループ経営において、グループ各社の統制をどうするのか?
深く干渉するのか、それとも思い切り自主性に任せるのか、については、グループの方針や状況によって、変わってくるでしょう。
ただし、理想は、”同根異才”という言葉で表せるように思います。
『同根3割+異才7割』で、3割の根っこを同じくしながら、7割個性を発揮していこうという方針です。
具体例では、石川県金沢市に本部を置く物流企業グループ、ビーインググループが、まさにそのようなやり方をしているように感じます。
なぜなら、同グループのブランドシンボルが、そのような考え方を表しているからです。
ビーインググループのロゴマークは、「Being DNA」とネーミングされており、3つの円から成っています。
3つの円は、まさに遺伝子を模しています。
そして、すばらしいと思うのは、グループ各社によって、それらの円の配置や色が違っているのです。
しかし、仕様が統一されているため、一目でグループ会社だと判ります。
これほど、同根異才を強く感じさせる、すばらしいブランドシンボル、ロゴマークは、他に類を見ません。