第124回 縮小化時代における荷主施策その1

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赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

荷主企業にとって、物流アウトソーシングは企業経営における重要事項であり、その委託先選定はその後の企業経営における営業利益に直結する大きな経営課題でもあります。

最近の筆者には、物流アウトソーシング先を変更したい旨の相談や委託先に対する不満・愚痴などがとても多く聞こえてくるようになりました。

2007年のサブプライム問題から発生した世界的な金融不安が、景気の衰退・経済縮小・デフレスパイラル化へと着々と我々の生活へと影響を及ぼしています。

こういった経済環境の中で、物流アウトソーシング先との不仲問題は、企業経営における見過ごす事の出来ない、課題でもあります。

では何故これまで順調に取引が継続できていた委託先への不満がここに来て勃発したかを考えてみると、その理由に今後予測される縮小化時代への対応力に対する不安や、これまで描いてきた成長戦略における急転換への戸惑いが荷主と物流企業間で交錯し、互いのコンセンサスが不一致となったからだと筆者は考えます。

2009年は多くの企業にとって試練の年であり、その存亡をかけたサバイバル元年とも言えます。

今号から年末にかけての当メルマガは、これから向かえる縮小化時代においての物流アウトソーシングの変革と、失敗しない為の荷主企業施策を考察したいと思います。

※船井総研ロジ主催のロジスティクス研究会は、弊社ホームページにて12月中旬頃、参加者の募集を行います。

研究会の募集人員は20名のため、お見逃しのないように願います。

正式な募集日程は後日当メルマガでも発表します

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赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

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