第74回 組織とリーダーの力学
企業活動において、組織としての活動にはそのリーダーとメンバー間にてのかかわりぐあいが大きく影響しています。
リーダーの力量以上に、その組織が力量を持つことは多くはありません。
組織全体の実行力・行動力・達成力などのレベルはいわば、リーダーの上限に大きく相関していると思われます。
組織力を高めるには、まずリーダーの総合力を高める必要があります。
リーダーが持つそれぞれの力が、そのメンバー個々には大きく影響しているもので、メンバーはその組織のリーダーを見て行動や成果が生まれてくるものです。
リーダーとは、その組織メンバーにおける目標であり、ライバルとなります。
リーダーの行動や成果を目指して、メンバーの個々が活動をすることが 健全な組織ともいえます。
組織全体の力を上げるには、リーダーが牽引しメンバーに対して模範的な活動を行うことこそが、最良の底上げ手法となります。
ひとつの組織が分裂して、拡大化していくには、その組織のナンバー2を次の新グループのリーダーとし、リーダー間で新しい組織を形成します。
そうすると、リーダーグループの組織から、さらに上へ登っていくリーダー が誕生します。
このように、組織の力量を上げていくには、グループからリーダーが生まれ そのリーダーから更に上をいくリーダーが生まれるような、活発な細胞分裂 がダイナミクスとなり全体の向上へと繋がってくるものです。