批判歓迎 対案不要
「批判をするなら、対案を出しなさい」
議論の場で、なじみのあるセリフであり、共感してしまうセリフです。
しかし、会議指導のプロ、株式会社CHEERFUL代表の沖本るり子氏は、危険なやり方だと断じます。
曰く、「批判と引き換えに対案を出させるのは、必要な議論をなくしてしまうリスクがある」。
元の案に違和感を感じても、対案がないからといって、批判しなければ、問題点の解決が図られません。
批判のための批判はダメですが、問題点を見つけたら、指摘すべきなのです。
「思うことは、すべて言ってみなさい」が正解であり、それを言える組織が、リスクを回避できる健全な組織だということでしょう。