学生を惹きつける物流業界の採用戦略 「3回安定、10回固定の法則」
物流業界は、私たちの生活を根底から支える重要なインフラでありながら、その仕事内容や魅力が学生に十分に伝わっていないという課題を抱えています。
そこで本コラムでは、学生の物流業界への理解を深め、入社意欲を高めるための採用戦略について解説します。
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目次
学生の心を掴む!物流業界の採用戦略
物流業界は、宅配を除き、企業間取引(BtoB)がメインのため、学生にとってなじみが薄く社名認知度が低い傾向があります。また、長時間労働や休日が少ないなどのイメージを持たれがちで、学生の敬遠に繋がってしまっている可能性も否めません。
そこで提唱したいのが、「3回安定10回固定」の法則に基づいた採用戦略です。これは、学生との初期接触を密にし、関係性を段階的に深化させることで、選考プロセスへの参加率および入社意欲を向上させるアプローチです。
具体的な施策例
例えば、最初の接触から1ヶ月以内に学生と3回接触することを目標とし、多角的な接点を構築します。具体的には「業界最先端の倉庫における技術デモンストレーションと現場責任者との質疑応答セッション」や「企業が推進するサステナビリティプロジェクトへの学生参加型ワークショップ」「多様なキャリアパスを持つ若手社員との小規模ネットワーキングイベント」といった学生がわくわくするような企画の設定もポイントになってきます。
面接や面談といった選考プロセスだけでなく、物流現場の見学や社員との交流イベントなど、学生が企業の魅力を体感できる機会を就活解禁前の早い段階から短いスパンで設けることがファン化への1歩となります。
学生の入社意欲を高めるために
またその接触機会にて、 学生へ「自社への動機づけ」も実施することが大切です。具体的には、現場社員目線での物流業界の社会的役割や仕事のやりがい、将来のキャリアパスなど発信してもらうことで、学生の入社意欲を高めることへ繋がります。
近年では、 物流業界でもDXやSDGsの流れが加速しています。そういった最新技術の導入や社会貢献活動を積極的に発信することは、学生に業界の魅力を効果的に伝え、企業ビジョンへの共感と憧れを醸成することに寄与します。
さいごに
採用活動において「3回安定10回固定の法則」を意識し、学生一人ひとりと向き合うことで、企業の未来を担う優秀な人材を獲得していくことへと繋げていきましょう。
物流業界の魅力を学生に効果的に伝え、業界のイメージ向上を図るためには、企業の積極的な情報発信と学生との継続的な接点が重要です。
今回のコラムを参考に、採用活動の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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