ゲーム課金に2万円!? 若手ドライバーが求めるものとは?
みなさま、若手ドライバーが働くうえで大切にしていること、働くことへの価値観を正しく理解できていますか?
ドライバー不足が深刻化する中、若手人材の確保は、どの運送会社にとっても喫緊の課題となっています。しかし、彼らの価値観を理解し、それに合わせた採用戦略を立てなければ、若者を惹きつけることはできません。
本コラムでは、愛知県にある運送会社「株式会社ニシテ商会様」の事例を通して、若手ドライバーが求めるもの、そして彼らを惹きつけるための効果的な採用戦略についてお話いたします。
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目次
1.若者の価値観を真に理解することが若手人材の獲得と定着につながる
愛知県にある運送会社、株式会社ニシテ商会様。ドライバー数25名という小規模な会社ながら、若手人材の獲得に成功しています。今年に入ってからも、20代のドライバー2名と30代前半のドライバー1名が入社しました。
さらに、直近4年間の離職者はわずか1名と、人材の定着にも成功しています。
同社の常務は、「多くの企業が若者を採用したいと考えていますが、若者の価値観を真に理解し、受け入れる体制を整えている企業は少ないのが現状です」と語ります。
2.高校生インターンで若者の価値観を理解
株式会社ニシテ商会様では、若者の価値観を理解するために、数年前から高校生インターンの受け入れを開始しました。インターンの目的は、採用活動に直結することではなく、あくまでも「今の高校生の価値観を理解すること」にあります。
高校生からは、「給料はそこそこで良い。せいぜい好きなゲームアプリに2万円くらい課金できれば十分。自分の時間を削ってまで働こうとは思わない。必ず週2日は休みが欲しい」といった声が聞かれたそうです。そこで同社では、稼ぎは月20万円程度で、休みと残業を抑えた働き方を用意しました。
「そんな社員ばかりになったら、会社が回らないのでは?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
しかし、常務は「若いうちは、プライベートの時間も大切にしたいという価値観を持つのは当然のこと。ライフステージの変化に合わせて、給料が必要になった時に、稼働日や残業を増やせば良いと考えています」と語ります。
さいごに
特に若手ドライバーを採用する際は、「仕事に人を合わせる」という従来の考え方から、「人に仕事を合わせる」という柔軟な発想への転換が必要となるでしょう。
株式会社ニシテ商会様の取り組みは、人材不足に悩む運送業界にとって、大きなヒントになるのではないでしょうか。
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