物流効率化法の施行に向けた最新動向～取りまとめ案を公表及びパブリックコメント募集開始～

物流業界では「2024年問題」の解決に向け、更なる物流効率化を推進することが求められています。本稿では物流効率化法の施行に向けた最新動向についてお伝えします。

• 荷主企業（製造業・卸売業・小売業）限定の物流責任者・担当者の交流組織
• ≫ LLS（ロジスティクス・リーダーシップ・サロン）の詳細を見る

取りまとめ案を公表、パブリックコメントの募集開始！

物流効率化法で規定する荷主企業及び物流事業者に対する規制的措置の施行に向けて検討する為、3省合同会議（国土交通省、経済産業省、農林水産省）が2024年9月26日に開催されました。1年以内に施行される規定内容及び2年以内に施行される規定内容について取りまとめ案を公表し、パブリックコメントの募集が開始されました。

意見提出方法は大きく2つあり、１つはオンラインでの意見提出フォームを使用する場合と紙に記入して郵送するパターンがあります。（資料①）パブリックコメントは国の行政機関が政令や省令等を定めようとする際に、事前に広く一般から意見を募り、その意見を考慮することにより、行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図り、国民の権利利益の保護に役立てることを目的としています。（デジタル庁：e-Govパブリックコメントより引用）

≫【荷主企業向け勉強会】「ロジスティクス・リーダーシップ・サロン」の詳細はこちら

行政が設定したルールを把握し事前準備を進める

荷主企業及び物流事業者は物流効率化法で規定する措置内容を理解し、自社にとって今後どのような影響が想定されるのか把握しておく必要があります。今後、段階的に施行される規定内容の理解はもちろんですが、将来的に対応すべきことに対して正しく把握しておく必要があります。

パブリックコメント募集期間は9月27日～10月26日の１カ月間です。現場の生の声を行政に届けられる機会です。改めて行政が設定したルールを自社の現場に落とし込み、対象となり得る範囲や不足データの整理、また対応策の検討を進めてみてはいかがでしょうか。場合によっては現場の方々へのヒアリングを行い、付帯作業の内容等、物流実態を把握しておくことも必要です。

さいごに

来たる2024年問題、法改正への対応について悩まれている方は、弊社が主催するロジスティクス・リーダーシップ・サロン（LLS）に参加してみてはいかがでしょうか。各社の取り組み状況、事例紹介などの情報交流の場としてご提供しています。

次回の開催は11月27日(水)です。ご興味お持ちいただきました方は是非お試し参加してください。

【荷主企業向け勉強会】LLS（ロジスティクス・リーダーシップ・サロン）

≫ LLSの資料請求はこちら