5分毎に評価
採用面接のとき、普通は、一通り面接を終えてから初めて評価を下すでしょう。
しかし、作家、実業家のロルフ・ドベリ氏は、5分毎に評価点数を書き留め、後からその人の平均点を算出するようにしているそうです。
目的は、初頭効果と親近効果を、できる限り排除するためです。
初頭効果とは、最初の印象に引っ張られるという傾向です。
親近効果とは、最後の印象が記憶に残り、影響力を持つという傾向です。
つまり、人間は、途中で受ける印象には、あまり影響されないのです。
ちなみに、すぐに決めるときには初頭効果に、時間が経ってから決めるときには親近効果に引っ張られるそうです。
ドベリ氏は、評価が、第一印象や最後の印象だけに左右されないように、上記のような行動をしているのです。
見極めのために、とても効果的な仕組みだと思います。