物流M&Aを検討する前に必ず押さえておくべきポイント(譲渡検討オーナー向け)
M&A(譲渡)を完全に決断していなくても、将来的に選択肢の1つとして考えているオーナー様は多いのではないでしょうか?
そこで本コラムでは、「譲渡」を検討する前に押さえておくべきポイントを3つ紹介いたします。
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押さえておくべき3つのポイント
①企業価値算定
企業価値算定とは、分かりやすく言えば、「あなたの会社を売るとすると、〇〇円です」と評価することです。譲渡の初期検討段階のオーナー様から「自社の企業価値はいくらなのか?」というお問合せを多くいただきますが、結論から言いますと、売主と買主の交渉で決まります。
ただし、それでは中々検討のしようがないので「基準値」というものを定める必要があります。 その「基準値」の算出方法には様々な手法がありますが、中堅・中小企業で一番多い算出方法が「時価純資産法」となります。
- ・決算書の貸借対照表に表記されている簿価純資産を時価に直す
- ・「実態利益=営業活動において得られる実質的な利益」を出す
- ・実態利益に業界の基準倍率をかける
まずは企業価値算定を行い、「基準値」を知っておくことは重要です。
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②会社とオーナー様自身の今後
譲渡後、引退して第2の人生を歩むのか、代表者として継続勤務していくのか、ライフプランを事前に立てないといけません。長年運送会社を経営してきた、現場作業も忙しいオーナー様にとって、中々プライベートの時間が取れず、家族との時間を過ごせなかった方も多いかと思います。譲渡後、退職金を貰って念願の家族旅行に行かれる方もいらっしゃいます。
一方で、譲渡後もそのまま社長を継続する「成長戦略型M&A」も最近は増えております。中堅・大手物流会社にグループインし、自己の資本力では出来なかった投資を行えるようになり、更に規模を拡大している会社もございます。数年先を見据えて、今から準備しておきましょう。
③M&A仲介会社選び
M&A支援機関登録されている仲介業者は全国で約3,000社、その中でも上場しているのは当社含め10社未満です。M&AにおいてはアドバイザーとなるM&A仲介会社の質によって、そのM&Aが成功するか否かが決まります。仲介会社の質の高さを測る上で重要なのは、「どのくらい業界事情に精通しているかどうか」です。
譲渡企業の特性を引き出し、いかに「信頼性のある魅力ある企業」なのかを買い手にアピールするだけでなく、M&A後、「どのようなシナジーが見込まれるか」を分析するには、物流業界のことを熟知していないと中々できません。
仲介会社を選ぶ際は、物流部門のあるM&A仲介会社を選ぶべきです。
おわりに
船井総研ロジでは物流業界に特化したM&A仲介業務を行っております。 今はまだ譲渡を考えていないというオーナー様も、まずは企業価値算定(無料)をお申し込みください!
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