「第二新卒」は新たな若手人財の確保の手法?!
ますます加速する高齢化と慢性的な人手不足において、若手人財の確保は今後の会社成長において重要取り組み課題となっています。
本コラムでは、今、転職市場で注目を集める「第二新卒」について解説します。
目次
「第二新卒」とは?
新卒採用というと高卒・大卒を思い浮かべるかと思いますが、「第二新卒」にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
第二新卒とは、「新卒で就職してからおおむね3年以内で退職し、正社員として再就職する」人材のことを指します。厚生労働省の「新規学校卒業就職者の在籍期間別離職状況」では、平成31年の3年以内離職率は31.5%で、1年間で第二新卒になる人は約5万4千人でした。大卒者の約3割が転職していると考えると、第二新卒はごくありふれた存在です。
今、転職市場が活況な理由
転職市場が活況な理由に、現在の第二新卒者は、コロナ禍の初期に就職活動を行っていた世代にあたり、就職活動自体が制限されていたなかで第一希望とは異なるものの就職をしたという学生も多いことも理由のひとつに考えられるでしょう。ますます第二新卒者は増えていくのではないでしょうか。
株式会社かけるが運営する転職・キャリアの情報メディアHRtableで、第二新卒者向けに実施したアンケートでは、約57%が業界も職種も全く異なるキャリアチェンジで転職をしています。
転職活動で困ったことに関する質問には、「転職活動の進め方がわからなかった」「自分のスキルや経験をどうアピールしていいかわからなかった」「未経験可の求人が少なかった」が回答されています。
これはポテンシャルを重視して採用するにも関わらず、「第二新卒」という人材層に対して明確にその点を訴求をできている企業が少ないことが考えられます。
「第二新卒」をターゲット層に加えるには?
最近では、第二新卒に特化した人材紹介会社や、中途採用向けの求人媒体でも第二新卒向け特集が組まれています。 各媒体ごとに、「第二新卒歓迎」など特定のキーワードが設定されていることも多いので調べてみましょう。
また、卒業後3年後までは「新卒応援ハローワーク」や大学のキャリアセンターも活用が可能です。 すでにお付き合いのあるハローワークや学校に声かけをしてみることも良いでしょう。
「新卒」か「中途」ではなく、「第二新卒」をターゲット層に加え、未経験であっても第二新卒者の受け入れを積極的に行っていることを明確に訴求することで若手人財の確保を進めましょう。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/150cacc39b866501386742ea9c80b502a9419627
https://dime.jp/genre/1593388/#google_vignette
https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001006082.pdf
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