24卒向け物流業界の高卒採用のポイント
近年、高卒採用に取り組まれている企業が増加しています。 本年も高卒採用選考が7月1日に解禁されます。 本コラムでは改めて、物流業界における高卒採用についてご紹介いたします。
目次
高卒採用を始めるべき理由
高卒採用は基本とポイントを押さえることができれば十分に始めることができます。 まず、高卒採用に注力すべき理由はどのようなものが考えられるでしょうか。
- ①業界全体の高齢化が進んでいる
- ②免許制度改定により参入ハードルが低下
- ③大卒採用と比較して工数が少なく、採用コストも抑えられる
- ④大卒に比べて採用後の内定辞退率が低い
- ⑤大卒に比べて初任給平均が低い
- ⑥高卒採用実施企業の6割は100人未満、 8割は300人未満の中小企業
近年の高卒採用市場の現状では、23卒の高卒求人倍率が直近30年で過去最高の数字を記録しています。これから説明するポイントをしっかり押さえたうえで、高卒採用に取り組みましょう。
高卒採用を成功させるためのポイント
高卒採用の大きなポイントは「生徒・先生・親御さん」それぞれを意識した対策を行うことです。 高卒採用は中途採用と大きく違い、求職者本人にアプローチすることが難しいです。そのため各者に違った方法でアプローチをし、好印象を残すことが重要となります。
生徒へのアプローチ例
・体験会でトラック乗車など興味を持ってもらえるコンテンツを企画
・先輩社員が実際に話すことで、働くイメージを持たせる
・HPやSNSなど、自ら探せる媒体で情報発信を行う
先生へのアプローチ例
・解禁7月以前に、事前アポイントを取って挨拶に回る
・パンフレットなどのツールを確実に残して帰る
・ポスターなど校内掲載ができる場合もあるので確認
・先輩社員も一緒に訪問し、定着率をアピール
・「社会人とは」などの勉強会サポートを提案
親御さんへのアプローチ例
・職場見学会、面接などに親御さんも同席してもらう
・安全性・定着率を数字でアピール
・プレスリリースなど公式な情報発信で信頼性を得る
千葉県のA社では、 高卒採用専用のHPを作成し、 キャリアステップやOB/OG紹介を記載することで入社後のイメージを膨らませられるよう工夫しています。また、高校で物流業界の勉強会を開催し、認知度も高めています。
さらに、採用だけではなく、入社後の育成・定着も重要です。 育成に成功すれば、おのずと採用も成功しやすくなるため、これから説明するポイントを押さえ、定着への取り組みをしましょう。
高卒採用後の社員定着・育成のポイント
とくに重要視されるポイントは、職場でのコミュニケーションです。同世代の繋がりを強くすることや、メンター制度で常に話せる、気兼ねなく声を掛けられる環境を整えることが大切です。
また、様々な業務・人・環境に触れる機会を与え、ステップアップしている意識を持たせることも、仕事の楽しさに繋がります。 表彰のような目に見える形で大人から認められる機会を多く持つと、モチベーションが高まり、より一層仕事に精が出るでしょう。
このようにさまざまなポイントをご紹介しましたが、 高卒採用のハードルはあまり高くありません。 しっかりとやるべきことを押さえ、戦略的に活動することで、必ず採用につながります。 また、育成・定着が成功すれば、おのずとその後の採用活動も円滑に進めやすくなります。 ぜひ高卒採用への取り組みを強化してみてはいかがでしょうか。
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