静脈物流(読み方:じょうみゃくぶつりゅう)

静脈物流とは、消費者から返品や回収などによって企業へと運ばれる物流のことである。
動脈物流と同様に体の中を巡った血液が心臓へと戻っていく静脈になぞらえて「静脈物流」と呼ばれている。
この静脈物流のことをリバース・ロジスティクスと呼ぶこともある。

静脈物流の分類

・回収物流
回収物流は、商品不具合によるリコールの商品回収を指す場合が多い。一方納品の際に使用したパレットや通い箱などの回収のことを指して回収物流と呼ぶことがある。
・返品物流
返品物流は、個別の商品不具合などによる最終消費者からの返品、店舗での売れ残り商品の返品に伴う商品移動など、さまざまな理由で行われる。商品は工場から出荷された状態とは異なる状態で返品されてくることが多い為、それらを再度出荷するためには不足物や汚損がないか否かの確認や整備の工程が必要になる。
・廃棄物流
廃棄に伴って発生する物流が廃棄物流である。一般家庭から出る一般廃棄物以外にも、家電リサイクル法によってリサイクルされる家電や、産業廃棄物に関するモノの動きなど廃棄物流と呼ばれている。

関連するコンテンツ

・コラム「物流とは?概要から目的、主な機能まで基本を徹底解説」
https://logiiiii.f-logi.com/series/basiclogi/butsuryu/

物流業界の時流を、より深く!船井総研ロジのWEBマガジン「ロジー」の物流用語辞典では、 静脈物流(読み方:じょうみゃくぶつりゅう)や運行三費など物流関連用語の解説をしています。 また、船井総研ロジは荷主企業・物流/運送企業双方にコンサルサービスなど多岐にわたるサービスをご提供しております。
詳しくはコーポレートサイトをご覧ください。

ページの先頭へ