EPZ(Export Processing Zone)

EPZとは、バングラデシュ政府が開発・運営する輸出専用の経済特区を指す。

保税区域とも呼ばれ、原料・部品、設備を無税で輸入することができる。
自由貿易地域(FTZ)の一種であり、一般的に開発途上国で政府が工業および商業輸出を促進するために設置している。

メリット

・法人税の免税・減税:設立後2年間は法人税免除、以降3~4年目50%の減税、5年目25%の減税
・関税の免税:機械、装置、建設資材、原材料の輸入税の免税生産品の免税輸出 (工場内での通関が可能)
・所得税の免税:外国人技術者の給与の所得税3年間免除
・迅速な手続き:許認可・ビザ等のワンストップ手続き
・本国への送金:本国への利益送金、ロイヤリティ、技術料を原則自由に送金可能
・その他:基本インフラの整備、労働争議が比較的少ない

デメリット

・最低賃金:EPZ外に比べ最低賃金が高い
・バングラ国内販売:製品、余剰原料、欠陥製品の国内販売は10%までである
など

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