経営目的・方針明示のリスク

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

自社のミッションやビジョン、方針を明示することは、経営トップの重要な仕事です。

「目的に向けて一体化することは、最大の成功のコツだ」と、船井総研創業者の舩井幸雄も説いています。

クレドカードや会社手帳、経営方針書、経営計画書などを使って、上記の内容をしっかり伝えることができれば、個々の従業員の迷いやブレは、最小限になります。

その結果、経営ビジョン達成の確率とスピードが上がります。

ただし、一方で、これらを明示することには、短期的には、リスクもあります。

それらの内容に共感、または適応できない従業員が辞めてしまうというリスクです。

ミッションやビジョン、方針を掲げるということは、今まで、経営トップが「まあ、いいか」と許していた領域について、明確な意思を表示するということです。

つまり、「今までは見逃していたけど、これからはダメですよ」と、ハッキリ言ったということです。

そうすると、その方針に合わない人は、極端に居心地が悪くなり、退職へ向かいます。

中長期的には、ぜひやるべきことですが、短期的にはリスクもあることを理解しておく必要があります。

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

その他の記事を読むArrow Icon

ページの先頭へ