チームワークのリスク

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

チームワークには、意外なリスクがあるようです。

チームを構成するメンバーが、知らず知らずのうちに、手を抜いてしまうというリスクです。

ドイツの心理学者、リンゲルマン博士が、綱引きを用いた興味深い実験をしています。

1本のロープを1人で引っ張ったときには、62kgの力が出ました。

しかし、2人で引っ張ったときには1人あたり53kgに減り、8人のときには31kgに減ったそうです。

つまり、人は集団になると、無意識に手を抜いてしまうのです。

この現象をリンゲルマン効果、または社会的手抜きと言います。

経営トップは、チームのメンバーそれぞれに、最大の力を発揮させるために、この集団特性を知っておく必要があるでしょう。

対策としては、メンバーそれぞれに、細かく役割を与えることです。

そうすることにより、精一杯、自身の与えられたロープを引っ張るようになります。

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

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