20%ルールの本当の目的

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

エンジニアに、仕事時間の20%を好きなプロジェクトに使うのを認める『20%ルール』は、グーグルの社内制度の中でも、特に有名なもののひとつです。

このルールを活用して、過去に、いくつかのヒットプロダクトが生まれています。

しかし、同社の幹部は、「20%ルールの最も重要な成果は、そこから生まれる新プロダクトや新機能ではない」と言います。

数的には、プロジェクトから、すごいイノベーションがたくさん生まれるわけではありません。

それよりも、新しい挑戦を通じて、社員が多くを学ぶことが成果だと言うのです。

現に、20%ルールを活用したエンジニアは、必ず以前より優秀になるそうです。

なぜなら、日常業務では使わないスキルを学び、いつもと違う人たちと仕事をするからです。

戦略的に行なう、横串の社内委員会や新規プロジェクトチームの編成、副業解禁なども、同様の効果を狙うものなのだと思います。

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

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