まじめが一番

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

文章 心理学において、『ビッグ・ファイブ』という、性格スキルを大きく5つに分類する体系があります。

・開放性:好奇心、想像力、審美眼
・まじめさ:自己規律、粘り強さ、熟慮
・外向性:積極性、社交性、明るさ
・協調性:思いやり、やさしさ
・精神的安定性:不安・いらいら・衝動が少ない

そして、これらは、仕事の成果や賃金に、大きな影響を与えることが、判っています。

研究者、バリック氏とマウント氏のレポート『THE BIG FIVE PERSONALITY DIMENSIONS AND JOB PERFORMANCE: A META‐ANALYSIS』によれば、仕事の成果に与える影響の大きさの順に、ビッグ・ファイブを並べると、以下のようになります。

①まじめさ
②外向性
③精神的安定性
④協調性
⑤開放性


ただし、この順位は、平均的なもので、②外向性、④協調性、⑤開放性は、仕事の種類や特徴によって、影響度が変わってきます。

しかし、①真面目さ、③精神的安定性は、どの職業でも重要だったとのことです。

新人の採用基準や育成方針を考えるにあたり、非常に有用な視点です。

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

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