ワークスペースの呼称

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

「帰社の連絡を入れるとき、今から”どこ”へ帰ると言いますか?」

スターブランド株式会社のフロントマン、ブランディングのプロの村尾隆介氏が、講演で聴衆にされた質問です。

この質問の趣旨は、「事務所へ帰ります」と言うのか、「オフィスへ帰ります」なのか、その呼び方によって、ワークスペースのレベルはまったく違うということです。

確かに、”事務所”と”オフィス”では、思い浮かべるスペースのイメージは、かなり違ってきます。

そして、ワークスペースのレベルは、働き方のレベルに通じます。

村尾氏は、”事務所”はレベル1、”オフィス”はレベル2、さらに働き方のレベルがアップしている企業は、ワークスペースに各社固有の呼称を付けていると指摘していました。

グーグルの本社は”グーグルプレックス”、アマゾンの本社は”キャンパス”、大塚倉庫の東京本部は”テックベース”、といった具合です。

例えば、アマゾンでは、大学のように学び、仕事をしたいという働き方についての志向が、キャンパスという呼称に表されているのです。

働き方は、採用力、生産性に直結しています。

自社のワークスペースの呼称について、真剣に考えなければなりませんね。

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

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