物流戦略策定セミナーを終えて

船井総研ロジ

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船井総研ロジ株式会社

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先日(3/6)に筆者が主催した『物流戦略策定セミナー』には荷主企業の物流管理者をはじめ物流子会社や3PL企業の営業企画部門者など様々な方に受講していただきました。

その中で「なぜ今回のセミナー参加に至ったのか」「この講義で何を得るために参加したのか」を再認識いただき、受講後には「物流戦略策定セミナー講座を受講して何を得たか」「社内でどのように動いていくか」を確認いただきました。

その中で見えてきたことがあります。

「なぜ当該セミナーに参加したのか」という質問に対して、下記の回答に類似するものが複数ありました。

「物流危機の状況で具体的な物流戦略を掲げておらず、このままの状態でいいのか不安であったため」「社内で物流戦略という話は出ているが、どのように進めるのかわからないため」

上記の回答から読み取れるのは、荷主企業の物流管理者の危機感が外部要因に対してではなく、社内(内部要因)に対して働いているということです。

もちろん荷主企業の物流管理者は外的要因であるドライバー不足や、庫内人材不足による危機的状況を肌で感じているのでしょう。

その対応策にも頭を悩まされていることと思います。

一方では、社内に自社の取り巻く環境と物流戦略策定の必要性をうまく伝えることができていないことが悩みとなっているということです。

更に物流戦略を策定以上に困難を極めるのが策定後の『社内調整』です。

特に荷主企業の上層部に物流の知見を求めることは困難であり、時間をかけてその影響の理解を得る必要があります。

よってボトムアップからの物流戦略構築には少々体力と根気が必要となります。

ここで必要とされるのが第三者による客観的な評価と専門的な知見となります。

問題の大きさを数値的に捉え、具体的な対応策を定性、定量面からメリットとデメリットを整理する。

そうすることで経営判断に必要な材料をわかりやすく伝えることが必須になります。

船井総研ロジでは物流戦略策定についてサポートさせていただく支援から、社内上申などを行うための資料作成のお手伝いなどを幅広く行っております。

新年度に入り、新しく配属された物流部門の方々もいらっしゃることと思います。

社内展開に客観的な視点や推進のための協力者が必要と感じられた際にはお気軽にご相談ください。

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