配車プロセスを見直し、効率化を図りましょう

Pen Iconこの記事の執筆者

山口 千知

船井総研ロジ株式会社 グループマネージャー
エグゼクティブコンサルタント

荷主企業は倉庫、工場、営業所拠点が日本全国にあり、荷姿も袋や段ボールケース、フレコンなど取扱商品によってさまざまです。

顧客もまた、日本全国にあるため出荷作業についても頻繁な変更や急な出荷などに追われることが予想されます。

例えば、荷主の物流部門などでは顧客や別工場への配送などの出荷指示において、変更があった場合は指示データの変更ではなく手作業による配車手配を行っているところもあるのではないでしょうか。

手作業での配車手配を行った結果、運送会社への手配が遅れてしまうことが考えられます。更に配車手配を行う上で、物流部門の方からはこのようなお声があがります。

■現行の配送ルートが適正なのか評価できない
■現行の配送車両台数が適正なのか評価できない
■委託している運送会社でも、ドライバー不足が懸念されるので、配送効率を高めたい

上記のような課題がありますが、では、システムによる配車シミュレーションを活用した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

①システムが自動的に最適な配送ルートを作成し、輸配送コストの削減が期待できます

これまで配車担当者がノウハウや知識、経験などで属人的となっていましたが、経験の浅い担当者でも配送ルートの作成が可能になります。

またシステムによる配車を最適化し、積載率を向上させることで配送効率を高め、輸配送コストを削減します。

②日本全国の道路地図を網羅しているため、全国どのエリアでも配車シミュレーションを実行することができます!

③過去の受注データを活用し、新旧条件での試算及び比較ができます!

例えば、納品条件変更や乗務員の拘束時間変更によりどの程度の影響が出るかを事前に試算が可能となります。

これまで配車業務というと、主に運送事業者単体での問題として捉えがちでしたが、運送事業者単体での解決は、もはや限界を迎えつつあると言っても過言ではありません。

社会全体が働き方改革を推進する流れの中で、労務規定など一層の遵守も求められる中、今後の改善に向けては、荷主と運送事業者間の連携や協力が必要不可欠と言えます。

運送事業者単体で実現できる施策から、もう一段高みを目指すための工夫が必要となってきており、双方の連携には「Win-Win」が重要なキーワードと言えるのではないでしょうか。

互いの信頼関係が築けなければ、単に運送事業会社に厳しいだけの荷主企業になり果てるかもしれません。

荷主側にもコンプライアンスの遵守が求められることもある為、運送事業者まかせにするのではなく、荷主の皆様においても運送事業者との連携を早急に図り、輸配送の改善に向けて取り組んで頂きたいと思います。

当社では、配車シミュレーションシステムをお持ちでない企業様向けに、配車効率化のための“配車シミュレーションサービス”をご提供しております。

荷主の物流部門ご担当者様の配車業務プロセスで起きている問題を解決するべく、当社が役立てることができればと思います。

荷主の皆様、ぜひ弊社の“配車シミュレーションサービス”を活用されてみてはいかがでしょうか。

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山口 千知

船井総研ロジ株式会社 グループマネージャー
エグゼクティブコンサルタント

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