管理職に求められる「フォロワーシップ」とは

管理職にとって、「リーダーシップ」は組織づくりをしていく上で欠かすことができない重要なスキルの1つです。一方で、近年、リーダーシップとともに注目されているのが「フォロワーシップ」という概念です。

今回は、リーダーシップとフォロワーシップの関係性について解説します。

リーダーシップとフォロワーシップの違い

リーダーシップの定義

リーダーシップの定義は様々ですが、多様な価値観・能力を持った人の集団を、正しい（会社の）価値判断のもと目標に向けて、納得し、主体的に動かす能力が必要です。

フォロワーシップの定義

フォロワーシップとは、経営者・トップを補佐すること、自律的・主体的に上長やメンバーに働きかけて支援することです。

例えば、会社の行動や方針が戦略的・道義的に誤りがあると感じた場合は、勇気をもって提言を行う、会社がより良い方向に進むよう改革のプロセスに積極的に関わってメンバーに働きかける、といったことが当てはまります。

フォロワーシップの理論

管理職が「リーダーシップ」を発揮することができるのは、経営者・トップから権限を与えられているからです。その目的は、経営者・トップの考えを実践することです。

業績が伸びている会社ほど、管理職が経営者・トップの考えをよく理解しています。

そして、与えられた権限を活用し、部下とのパイプ役になり、経営者・トップの考えを実践しています。つまり、「リーダーシップ」を発揮する前提として、「フォロワーシップ」を発揮することが不可欠ということです。

フォロワーシップ人材の育て方

当社は、次世代の経営幹部・管理職を育成するために管理職を対象とした全12回の研修サービスの提供を開始しました。

2024年問題に向けて、労務管理や荷主交渉、デジタル化推進など管理職に求められる役割やスキルは年々多様化し、重要性を増しています。ぜひ、ご検討いただければと思います。

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