伝える内容 < 伝える順番

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河内谷 庸高

船井総研ロジ株式会社 
執行役員 兼 コンサルティング本部 本部長

2006年 船井総研グループに入社。入社以来、運輸・物流業を中心に、業績アップコンサルティングを展開。運送会社・物流会社向けに、マーケティング戦略の立案や運賃交渉支援、デジタル化・業務効率化、ドライバー採用強化といったテーマをメインにコンサルティングを行っている。物流企業経営研究会「ロジスティクスプロバイダー経営研究会(会員数約300社)」を主宰。​​

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先日、ある物流企業経営者から、M&A締結後の留意点として、
「被買収企業側の社員は期待よりも不安が大きい。
しかし安心感を得られれば変化を期待している」というお話を伺いました。

同氏曰く、
「被買収企業側の社員に対して、今後の給与や待遇などの雇用条件がどうなるか
 不安を払拭する前に、ビジョンや想い、方針等を伝えても全く響かなかった」
そうです。

マズローの欲求5段階説によると、人間の欲求は5段階のピラミッドのように
構成されていて、低階層の欲求が満たされると、より高次の階層の欲求を
欲するとされています。

第一階層の「生理的欲求」は、生きていくための基本的な
欲求(食べたい、寝たいなど)です。

この欲求がある程度満たされると、第二階層「安全欲求」を求めるようになります。
身の安全、身分の安定、危機の回避などを求める安全への欲求です。

その次は「社会的欲求」を求めるようになります。
他者と関わりたい、集団の一員に加わりたいという帰属欲求です。

第四階層は「尊厳欲求(承認欲求)」、そして最後は「自己実現欲求」です。

つまり、話を戻しますと、従業員に何か伝えるときも、
「何を言うか」も大事ですが、「どの順番で伝えるか」が
非常に重要だということです。

安全欲求や社会的欲求という低次の欲求を満たせていないのに、
ミッションやビジョンを掲げても共感してもらえないでしょう。

また、社員が一体化していなかったり、帰属意識が低かったりとお悩みの場合は、
その前の安全・安定・安心面が満たせていない可能性があるでしょう。

現状、5段階のうちどこまで満たすことができているのか、ということを見返すと、
伝えるべき順番と内容やとるべき対策が見えてくるかと思います。

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執行役員 兼 コンサルティング本部 本部長

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