第236回 物流サービスの対価(1)

Pen Iconこの記事の執筆者

赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

今号から、荷主へ提供される物流サービス対価についての考察いたします。

一言で物流といっても昨今の物流業界では、提供されるサービスは多岐に渡ります。

そこで分かり易く整理するために、1運送2保管3荷役4国際物流5その他の 5カテゴリーに分類して考えてみることにします。

1運送 (1)小口配送 物流センターや倉庫などから顧客までの少量品輸送 (2)大口配送 物流センターや倉庫かなから顧客までの中・大量品輸送 (3)幹線輸送 工場から倉庫及び物流センターまでの幹線輸送

2保管 (1)通常保管 在庫拠点として製品を保管する (2)一次保管 通常保管以外の保管形態

3荷役 (1)入出庫作業 入庫検品から保管棚への格納、出庫ピッキングなど (2)荷造梱包 梱包作業 (3)流通加工 入出庫作業や梱包作業以外の付帯作業 (4)発送作業 路線便の送り状発行・荷札貼付や輸送便への引渡作業

4国際物流 (1)海上輸送 (2)通関港湾サービス (3)ドレージ (4)デバンニング(バンニング) (5)書類作成 (6)その他

5その他 (1)情報システムサービス (2)事務代行サービス (3)その他 自社物流を手がけている企業でも、上記1〜4のいずれかは外部企業へ 委託していると思います。

3PLを利用したり、物流業務の大半を外部委託している場合は、殆どが該当します。

これら物流サービスの対価(料金)は果たして適正な価格であるものか、 検証されているでしょうか?

いやいや、簡単に検証といっても大変難しいことかもしれません。

皆様の頭の中には、すぐさま ・どのように検証するのか? ・何を基準に検証するのか? ・誰が知っているのか? 等々の疑問が湧いてきたことかと思います。

では次号から、皆様の疑問に少しでもお答えできますように、物流サービスの 対価について具体的に考察いたします。

…次号へ続く

ご意見やご質問などございましたら、いつでもお気軽にどうぞ!

akamine@f-logi.com (アカミネセイジ)まで

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赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

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